「趣味はお料理です」は、来世で言うことにした
料理がどうしても好きになれない。献立決め、買い出し、下ごしらえ、調理、配膳、食べる、下膳、食器洗い、そしてキッチンリセット…どう考えても「食べる」の前後工程がありすぎる。個人的には割に合わなすぎる労働だと思っている。
そして、絶対、レシピがないと作れない。なぜ、レシピを見ずに料理でき人がいるのか。材料と分量と工程を全部覚えてるのかね。凄すぎる。何度も作ってれば覚えるよとか、ほんとテキトーだよ〜、とか言われるけど、何回やっても覚えられないし、絶対なにか抜け漏れ発生するし、テキトーにやったら失敗する。
あと、応用とか臨機応変みたいなのもできない。例えば、冷蔵庫の残り物をみてなんとなく献立作るとか、そういうのも全くできん。
という私。これで夫が料理得意だったりしたら救われたが、夫は私以下である。ミールキットでギリ。
そんな私が試行錯誤の上たどり着いた、料理に関する一連タスクのシステム化について聞いてほしい。あまり節約は考えられていないので、食費削減というよりはとにかく料理に関わる時間と手間の短縮化、効率化をしたい!という方におすすめです。ちょっと独特かもしれませんが、少しでも参考になれば嬉しいです。
↓最新の超音波食洗機を導入し、食器洗いの更なる効率化に成功した記事はこちらをご覧ください。
頭を使わなくても良いように、全てを単純作業化することがポイント
このシステム化で一番優れているところは、単純作業化したことにより、思考・選択・判断 をなるべく排除し、ただただ手を動かせばよいようにしたところである。
その1.献立を決め、材料を買う
そもそも、献立をきめるのもだるいですよね。わかります、でも、材料だけ買ってそこから献立を考えるというのはもっと無理ゲーなので、決めてしまったほうが後々らくになるのです。
一週間のうち、6日分だけ、決めちゃいます。1日分は、予備日として残しておきます。これが後々活きてきますよ!
最初の3日間分は、「献立まとめて注文」をクリックするだけ
まず、最初の3日間分は、生協コープデリの「3日分の献立まとめて注文」機能を利用します。

コープを利用していない方も多いと思います。大丈夫です。コープ以外にも同じような機能をもつサービスはたくさんあります。後ほど紹介しますね!
この機能のすごいところは、ボタン一つで、3日間の献立に必要な材料がすべて注文できること。なにも考えなくても、3日間の献立もきまるし、材料の注文もできる。すごい。これ一週間分になればいいのにっていつも思ってる。


すでに家に十分にあるものや、好みでない食材・レシピがあるときは、自動注文のあとに注文リストから選択して削除できます。
注意点は、このコープのレシピは「2人前」で組まれているということです。
なので、3人以上のご家庭でしたら、ものによっては注文数を2にする必要があります。そんなに大変ではないです。以下、4人前にしたい場合の例です。

この精査すら面倒でしたら、もはや全部、数量2で注文しちゃってOKです。もしそれで材料が余ってしまっても、1日分の予備日があるので、余った材料はそこで使えばOKです。そう、これが究極の思考排除メソッドなのです。w
2人前でなく、3人前とか4人前に対応してくれたらいいのに…コープさん、頼みます!!
☆☆☆
コープデリ以外にも似たような機能のあるサービスは色々ありそうです!例えば、パルシステムには「3日分の時短ごはんセット」があります。


残りの3日分は、この世の全てのレシピからお気に入りを集約した「我が家定番メニュー集アプリ」の端から3つ選択するだけ。
一週間分の献立を全てコープデリで用意してもらって注文して終わらせたいところではあるが、あいにく3日分しかない。また、好みでないメニューのときもあるので、残りの3日間は、我が家の人気定番メニューのプリセットから3つ選ぶことにする。これはあらかじめ、アプリに定番メニューを登録しておいて、端から3つずつローテーションすることにしている。
そのアプリというのが、クックスルー。控えめに言ってすごい。人気レシピサイトで気に入ったメニューを見つけたら、ワンクリックでこのアプリに集約していけるのです。クックパッドやDELISH KITCHENなど、それぞれのサイトに行かなくて良くなります。いろんなサイトで参考になるレシピをみつけたら全部こちらにまとめれば、自分だけの定番レシピ集が完成するのです!

twitter、instagram、youtubeなどでみつけたレシピも登録できるし、本などのアナログのレシピもカメラで材料や工程を読み取れば文字を取り込んでデジタル化できる。


空白の1日分は残り物処理デー
6日分の献立を作り終え、余った食材で、残りの1日分を賄います。後述の電気鍋にぜんぶぶっこんでカレーにするとめっちゃ楽。レシピアプリで食材検索してよさげなレシピを参考にしても◎。(そのレシピが気に入ればまたクックスルーに登録して定番化するのも良き。)
そんなに余り物が発生していなければ、冷凍食品でもお惣菜でもデリバリーでも外食でもなんでもよいですね。
こんな感じで、1週間分、あらかじめ献立を決めて必要な食材を手に入れておけば、あとは毎日レシピ通りに調理していくだけです。今日は何作ろう?とか、どの材料を使おう?などと考えなくても、自然と1週間かけて食材を使い切れます。
料理嫌いでも生協は使いこなせる!改めて便利さを実感
実は、生協のコープデリは以前一度やめてしまっていました。理由は2つ。1つ目は、一週間分の必要な食材の見通しがたたず、何をいくつ注文すればいいのかわからなかったこと。もう1つは、注文から配達まで5日ほどタイムラグがあるため、在庫管理がうまくできず過不足が発生してしまっていたことでした。
しかし、献立を組み必要な材料だけを注文するようにしたところ、うまく使いこなせるようになりました。今ではコープデリ様様、無くなったら困るくらい大変重宝しております。
小さな子供が2人いるので、スーパーへの買い出しはめちゃくちゃ大変です。ネットスーパーも利用したことありますが、配達時間に在宅している必要があり、予定が縛られてしまいました。
コープデリは不在でも玄関前に置いておいてくださるので、本当にありがたいです。(オートロックマンションのため、同じマンションに他にも組合員様がいて、代わりにオートロックを開けてくださっているためです。感謝です。)
☆☆☆
その2.機械に料理してもらう
揚げる、焼く、炒める、蒸す はSHARPのウォーターオーブンヘルシオ、
煮る はSHARPのホットクックを代表とする電気調理鍋に完全に任せます。


便利な調理家電さえあれば、我々は材料をカットし、必要な調味料を入れるだけで良いのです。あとは全部料理してもらいましょう。この2台を導入してから、コンロでフライパンや鍋を使う頻度はかなり減りました。
ウォーターオーブンとホットクックは、全自動で料理してくれる。
分量も気にしなくていい、時間も温度も完全にお任せ。ボタン1つおすだけで、出来上がる。そんな「まかせて調理」機能がついている機種を絶対に選んでください。料理嫌いにはこれが最高に便利。なぜなら、材料を切って器にいれて調味料かけてオーブンにつっこんで、あとは「まかせて調理」ボタンをおせば、勝手にいい感じに揚げたり焼いたり炒めたり蒸したりしてくれるからです。

常温、冷蔵、冷凍 のものが混ざっていてもなんら問題なし。また、調理に必要な時間も温度も指定しなくていいんです。すべてフルオート。勝手に設定して勝手にしあげてくれる。それがもう最高。弱火とか中火みたいな曖昧な指標が嫌いな私にとっても最高の機能。
煮込む系はホットクックなどの電気調理鍋がおすすめです。コンロでずっと火をつけておく必要もないし、吹きこぼれなどの心配もしなくて良いです。
この2つの機械に料理を任せれば、火の心配をすることもなく、キッチンから離れて別のことができます。小さな子供がいる場合にもすごくおすすめ。
レシピに「フライパンで焼く」とか「鍋で煮込む」などがでてきたら、全部これらの調理家電にお任せしましょう。すみません、ここまで「指示通りに作業するだけなのが楽」と主張していたのに、ここにきて、「レシピの指示を無視しろ」というお願いになります。。しかし、ここは、ちょっと指示を無視してほしい。(え?)指示を無視して、調理家電様にすべてをまかせたほうが、圧倒的に楽なのです。楽なだけでなく、ふつーに美味しい。料理下手がせっせと手を動かすよりも楽なのに美味しい。本当にこの子たちは優秀なので、信じて任せてみて欲しいです。
もちろん、調理家電をお持ちでなければ、レシピ通りに普通に料理するのももちろんOKです。しかし、私はこの2つを導入して、めちゃくちゃQOLが爆上がりしました。ぜひ、検討してみてほしいです。
余談:ヘルシオマニア勝間和代さんはロジカル家事を推進するが、実は元々料理好きなことに注意
ちなみに勝間和代さんはこのウォーターオーブンとホットクックが大好きすぎて家で4台くらい稼働させていることで有名です。そんな勝間さんに感化され見事に私もこれらを揃えました。
☆☆☆
勝間さんは書籍「ロジカル家事」という本も出されていたので惹かれて読んでみました。しかし、個人的にはロジカルな部分はすごく少ないなと感じました。塩分量を総量の0.6%にするだけで味は決まる、という点は目から鱗で非常にロジカルでしたが、勝間さん自身がそもそも料理好きで前提知識豊富な方ということもあり、結構個人の感と塩梅でうまいこと工夫しながら楽しんで料理していらっしゃるというオチでした。なのでマジで料理わからない人はあまり参考にならないと言う罠。そのため、私は塩分量の法則で調理するより、一般的なレシピどおりにつくるほうが性格に合っていました。
さいごに
これで一週間の献立作成、買い出し、調理 までがすべてシステム化されました。あとはそれに従って手を動かすだけでよいのです。皿洗いは食洗機に任せましょう。
料理に苦手意識がある中で、どうすれば楽にバランスの良いおいしいご飯を家族に食べさせられるだろうかと悩んでいましたが、今では無理なく料理っぽいことをできるようになりました。参考になる点が少しでもあれば嬉しいです!